「あと3km」がランナーを走らせる。ランニングアプリの調査で、行動を変えた要因の72.1%が「進捗の可視化」と判明
アプリ開発の株式会社ペンタゴン(東京都千代田区、代表取締役:山本真矢)は、ランニング習慣のある100人を対象に「ランニングアプリ利用実態調査」を実施しました。アプリがきっかけで走った経験のある人の72.1%が「進捗の可視化」を理由に挙げ、単独最多は「週間・月間の目標距離まであと少しだった」(39.5%)でした。あわせて、進捗表示を支える「正確な計測」の重要性や、41.0%が音楽アプリと一緒に走っている実態も明らかになりました。
スマートフォンアプリの企画・開発を手がける株式会社ペンタゴン(本社:東京都千代田区、代表取締役:山本真矢)は、直近1年にランニング習慣のある100人を対象に「ランニングアプリ利用実態調査」を実施しました。
その結果、アプリがきっかけで「走ろう」と思った経験のある人にその決め手を尋ねたところ、「週間・月間の目標距離まであと少しだった」が39.5%で最多となり、目標・記録・グラフといった進捗の可視化に関する要因が合計72.1%を占めることが分かりました。ランニングアプリでユーザーの行動を変えるには「進捗の可視化」が最も重要であることが判明した形です。
あわせて、その進捗表示を支える「正確な計測」の重要性も裏づけられました。やる気が下がった理由の最多は「記録が正しく取れず萎えた」(13.0%)であり、計測の正確さが動機づけの土台になることが示されています。
調査結果サマリー
・行動を変えた最大の要因は「進捗の可視化」で72.1%。単独最多は「目標距離まであと少し」39.5%
・進捗表示を支えるのは正確な計測。やる気が下がった理由の最多は「記録が正しく取れず萎えた」13.0%で、計測精度の重要性が判明
・41.0%が音楽アプリと一緒に走っている。音楽と併用できる音声設計・バッテリー設計が重要
・アプリがきっかけで行動が変わったユーザーは課金にも前向き(「機能次第で払ってもよい」層の69.2%が行動変化を経験)
・満足度4以上をつけた人のうち走る量が変わった人は6割強(61.7%)。成果指標は満足度より「行動が変わったか」
1. ユーザーを走らせていたのは「あと少しで届く」という表示
アプリがきっかけで「走ろう」と思った、または予定より長く走った経験のある43人に、最も効果が大きかった要因を1つ選んでもらいました。
| 要因 | 割合 |
|---|---|
| 週間・月間の目標距離まであと少しだった | 39.5% |
| 自己ベストを更新できそうだった | 14.0% |
| 連続記録(ストリーク)が途切れそうだった | 9.3% |
| アプリからの通知・リマインド | 7.0% |
| バッジ・称号が獲得できそうだった | 7.0% |
| 自分の記録へのいいね・コメント | 4.7% |
単独最多は「週間・月間の目標距離まであと少しだった」の39.5%。目標距離・自己ベスト・ストリーク・バッジ・グラフといった進捗と達成の可視化に関する項目を合算すると72.1%にのぼり、「積み上げてきたものが見える」ことがランナーの背中を押していると分かりました。

自由記述でも、同じ構造の体験が繰り返し語られました。
「月末の前日にアプリを開いたら、目標にしていた『50kmまであと3km』という表示が出ていました。グラフもほぼ埋まっていて、最後の1本だけ空白になっていたので、『ここまで頑張ったのに、このまま終わるのはもったいない』と感じて、夜に少し疲れていたけれど追加で3kmだけ走りに行きました」(40代・週2〜3回)
「走った距離が4.5キロになっていて、何となく区切りの良い数字にしたくて、あと0.5キロぐらいなら走ろうと続けました」(30代・週1回)
共通するのは、「残りが自分の手の届く量として提示された」という点です。走っている最中や走り終えた直後に「あと少し」と分かる残量を見せることが、追加の一歩を生んでいました。
2. 進捗表示を支えるのは「正確な計測」
「目標まであと3km」という体験を成立させる土台が、計測の正確さです。アプリが原因でやる気が下がった経験を尋ねたところ、最多は「記録が正しく取れず萎えた」(13.0%)で、「通知がしつこかった」(7.0%)の約2倍でした。

裏を返せば、GPS計測の精度は、そのまま動機づけの強さになって返ってきます。記録がいつも正確に残るという信頼が、ユーザーが毎回アプリを起動する理由になることが示されました。
3. 41.0%が音楽アプリと一緒に走っている
普段のランニングで使っているアプリの1位は「音楽・ポッドキャストアプリ」(41.0%)で、Apple ワークアウト(20.0%)、Nike Run Club(13.0%)を上回りました。

ランニングアプリは、音楽アプリと一緒に使われることを前提とした設計が重要だといえます。音声フィードバックは音楽再生に重ね、音楽と並走してもバッテリーが持つよう配慮した設計が、使われるアプリの条件になります。
4. 行動が変わったユーザーは、課金にも前向き
課金意向を、アプリで行動が変わった経験の有無で分けると差が表れました。「機能次第で払ってもよい」と回答した層では69.2%が行動の変化を経験していたのに対し、「無料しか使うつもりはない」層では31.3%でした。

支払意向と結びついていたのは機能の多さではなく、「このアプリのおかげで走れた」という実感です。行動を変える設計は、ユーザーの継続とアプリの収益化の両方につながることが示されました。
5. 成果は「行動が変わったか」で測る
メインで使うアプリの満足度は5段階平均3.70、4以上が60.0%と高評価でした。一方で、満足度4以上をつけた人のうち実際に走る量が変わった人は6割強(61.7%)です。
「使いやすい」という評価と「走る量が増えた」という成果は、重なりつつも別の指標です。アプリの成果は満足度スコアと合わせて、「アプリを見たあとに行動が変わったか」で測ることが、進捗表示や計測精度といった本当に効く部分への改善につながります。
調査概要
調査名:ランニングアプリ利用実態調査
調査期間:2026年8月10日〜8月12日
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:直近1年にランニング習慣がある人
有効回答数:100名
調査主体:株式会社ペンタゴン
※本調査はn=100のインターネット調査であり、日本のランナー全体を代表するものではありません。回答はすべて自己申告に基づきます。
※本調査結果を引用いただく際は、出典として「株式会社ペンタゴン『ランニングアプリ利用実態調査』」と明記のうえ、下記調査レポートページへのリンクをお願いいたします。
調査レポート全文・詳細データ:
https://pentagon.tokyo/app/10286/
会社概要
会社名:株式会社ペンタゴン
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4-4 2F
代表者:代表取締役 山本真矢
事業内容:スマートフォンアプリの企画・開発、Webサービス開発
URL:https://pentagon.tokyo
株式会社Pentagonでは、こうした調査データをもとに、ユーザーに選ばれるアプリ体験の設計からUI/UXデザイン、開発、改善提案まで一貫して支援しています。